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搭載機器案

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登載するICT機器
文献例から[5-11]、犬に登載してもらう可能性のある物や機器を列挙します。もちろん、すべてを搭載するのでなく、認知症の飼い主(以下、飼い主)の状況や犬の能力、支援内容により選択します。飼い主の多くはこれらの物や機器の所持を忘れやすく、あらかじめ犬の胴衣などにいれておけば、犬が運んでくれます。

1.非電気的なものとしては日記、メガネ、財布、鍵、万歩計、薬、ペットボトル、褒美としての餌、忘れやすい日常品など。
2.ICT機器としては、タブレットパソコン(PC)、スマートフォン(スマホ)、ICレコーダー、小型ビデオ器、タグ読み取り器、スピーカーなど。
3、記録の伝達メディアとしては、USB、ブルーツースやモバイルwifiなど。
4、センサー類としては、マイク、カメラ、ビデオカメラ、各種センサー(音、振動、光、GPS、接近)、危険感知センサー(煙、ガス、温度等)、加速度など。

登載方法や充電方法

カメラ(マイク付き)の登載は広い画角を得るため、額の上に帽子を載せあご紐で留めるか、肩や背中につけるのが良いでしょう。いずれも断熱を兼ねた発泡スチロール製のカメラ台を設けます。犬は座高が低いため、カメラは斜め上方に向けて設置、角度は調整可能とし、また広角レンズを使います。
一方、胴衣にはICT機器や道具などを登載します。ビデオ器は頭部のカメラと接続し、得られた画像や音をUSBやwifi環境下でデスクトップPCなどに送ります。首輪にはスピーカー、ブルーツース、wifi、接近など各種センサーなどの設置が考えられます。
室内犬という条件から、登載できるPC は小型のチワワ犬ではスマホ、中型のコーギー犬では5インチ(140 X 86)、柴犬では7インチ(195 X 125)タブレットPCが適当と思われます。大型犬では、9-10インチのPCも可能でしょう。これらのPCは画面が見えるよう透明袋をもつ胴衣に入れ、その透明袋の上から画面タッチで操作ができるようにします。
胴衣は家具などとの衝突時の衝撃を和らげ、かつ断熱性の素材で作ります。市販の犬用のリュックなどを改良してもよいでしょう。
機器の充電方法として、電磁波で送電・充電できる装置がでてきました。夜などその装置のそばで寝るようにすれば自動的に、登載した機器が充電できます。その際には、犬から胴衣などをはずしてやります。朝、胴衣のPCなどからアラーム音が鳴ったら、犬がそれをくわえてきて飼い主に胴衣などを着させてもらいます。トップページの写真は、カメラ登載用の帽子とPCなどを登載できる胴衣を着た中型犬のコーギーです。
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