認知症支援犬を育てるホームページ http://hojoken.grupo.jp/ ja 認知症支援犬を育てるホームページ http://hojoken.grupo.jp/ MCI・認知症の本の刊行と支援犬のモデル動画あげ http://hojoken.grupo.jp/blog/2301833 久しぶりに、ニュースを挙げます。2018年10月上旬、エスコアール社より「MCI・認知症のリハビリテーション:AssisitiveTechnology]を刊行します。その中で、この認知症支援犬の紹介もします。ぜひご覧ください。近くアマゾンからも取り寄せができると思います。さらに、育成ボランテンティアの方が、3つの動画をユーチューブに上げてくれました。実際に認知症の方を支援したものではありませんが(モデル犬としました)、イメージは捉えられると思います。犬がICレコーダーの音をきっかけに対象者に「日記を促す」、「物を取ってくる」、「薬の飲むことを促す」「認知症支援犬」で検索してください。動画の前後に方法などを開設頁をつけました。認知症支援犬日記を促すhttps://www.youtube.com/watch?v=HTepcoRomtA認知症支援犬物を取ってくるhttps://www.youtube.com/watch?v=f6PBsN48Ico認知症支援犬服薬と歌を聴くことをすすめるhttps://www.youtube.com/watch?v=9pDSuwCUPeQ 2018-09-19T06:41:00+09:00 久しぶりに、ニュースを挙げます。2018年10月上旬、エスコアール社より「MCI・認知症のリハビリテーション:AssisitiveTechnology]を刊行します。その中で、この認知症支援犬の紹介もします。ぜひご覧ください。近くアマゾンからも取り寄せができると思います。さらに、育成ボランテンティアの方が、3つの動画をユーチューブに上げてくれました。実際に認知症の方を支援したものではありませんが(モデル犬としました)、イメージは捉えられると思います。犬がICレコーダーの音をきっかけに対象者に「日記を促す」、「物を取ってくる」、「薬の飲むことを促す」「認知症支援犬」で検索してください。動画の前後に方法などを開設頁をつけました。認知症支援犬日記を促すhttps://www.youtube.com/watch?v=HTepcoRomtA認知症支援犬物を取ってくるhttps://www.youtube.com/watch?v=f6PBsN48Ico認知症支援犬服薬と歌を聴くことをすすめるhttps://www.youtube.com/watch?v=9pDSuwCUPeQ 大島さんらの英語の論文が出版されました http://hojoken.grupo.jp/blog/804885 佐賀大の大島さんを筆頭に以下の英語論文が出版されました。これも皆様のおかげです。研究自体は,まだまだこれからですが、今後も皆で協力して進展させていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします.論文の本文は(PDF)は下記からダウンロードできます.http://thesai.org/Publications/ViewPaper?Volume=6&Issue=1&Code=IJACSA&SerialNo=24論文情報ChikaOshima,KiyoshiYasuda,ToshiyukiUno,KimieMachishima,KoichiNakayamaGiveaDogICTDevices:HowSmartphone-CarryingAssistanceDogsMayHelpPeoplewithDementia,InternationalJournalofAdvancedComputerScienceandApplications(IJACSA),Volume6Issue1,pp.168-176,2015.サマリー(Abstract)は次のとおりです。Peoplewithdementiasufferfrommemoryloss,speechdisabilities,andmanyotherproblems.Asmartphonecouldbenefitthem,becauseitoffersfunctionsandapplicationsthatmayalleviatetheirdisabilities.However,somepeoplewithdementiarefusetocarryasmartphone.Manyofthemdislikedoingthetasksorderedbysuchdevicesduetoalackofpsychologicalinteraction.Therefore,weareexploringtheconceptofhavingadogcarryasmartphoneonitsbacktoassistthesepeoplewiththeirdailylives.Inthispaper,wefirstshowthat,withalittletraining,adogcanbemadetoruntoitsownerwhenthesmartphoneonitsbackemitsanalarm.Thisresultsuggetedthattheconceptwillallowapplicationsanddevicesforthepeoplewithdementiatobecomethemoreusefulthingsoftheirdailylives.Then,weproposeanapplicationwhereinpeoplewithmildcognitiveimpairmentcanberemindedwhattheyweregoingtodoafewminutesago.Wealsoproposeasupportmethodusingavibration-sensingdevicethatcausesadogtorunuptoitssevere-dementiapersonwhoistryingtoopenadoortogooutside.Finally,wedescribeanexperimentthatexaminedhowapersonwithdementiamightrespondtoadogwho“talks”tothem.(Ofcourse,thetalkerwasapersonatadifferentlocationspeakingthroughthesmartphoneonthedog’sback.)Thesesuggestionsandtheresultsoftheexperimentshowthat,withthehelpofadog,asmartphonecanofferbetterassistancefordementiapatients.また,大島さんと安田が執筆した,日本語による3ページの解説記事も今年の6月に,「情報処理学会」という会誌に掲載される予定です. 2015-02-10T13:56:00+09:00 佐賀大の大島さんを筆頭に以下の英語論文が出版されました。これも皆様のおかげです。研究自体は,まだまだこれからですが、今後も皆で協力して進展させていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします.論文の本文は(PDF)は下記からダウンロードできます.http://thesai.org/Publications/ViewPaper?Volume=6&Issue=1&Code=IJACSA&SerialNo=24論文情報ChikaOshima,KiyoshiYasuda,ToshiyukiUno,KimieMachishima,KoichiNakayamaGiveaDogICTDevices:HowSmartphone-CarryingAssistanceDogsMayHelpPeoplewithDementia,InternationalJournalofAdvancedComputerScienceandApplications(IJACSA),Volume6Issue1,pp.168-176,2015.サマリー(Abstract)は次のとおりです。Peoplewithdementiasufferfrommemoryloss,speechdisabilities,andmanyotherproblems.Asmartphonecouldbenefitthem,becauseitoffersfunctionsandapplicationsthatmayalleviatetheirdisabilities.However,somepeoplewithdementiarefusetocarryasmartphone.Manyofthemdislikedoingthetasksorderedbysuchdevicesduetoalackofpsychologicalinteraction.Therefore,weareexploringtheconceptofhavingadogcarryasmartphoneonitsbacktoassistthesepeoplewiththeirdailylives.Inthispaper,wefirstshowthat,withalittletraining,adogcanbemadetoruntoitsownerwhenthesmartphoneonitsbackemitsanalarm.Thisresultsuggetedthattheconceptwillallowapplicationsanddevicesforthepeoplewithdementiatobecomethemoreusefulthingsoftheirdailylives.Then,weproposeanapplicationwhereinpeoplewithmildcognitiveimpairmentcanberemindedwhattheyweregoingtodoafewminutesago.Wealsoproposeasupportmethodusingavibration-sensingdevicethatcausesadogtorunuptoitssevere-dementiapersonwhoistryingtoopenadoortogooutside.Finally,wedescribeanexperimentthatexaminedhowapersonwithdementiamightrespondtoadogwho“talks”tothem.(Ofcourse,thetalkerwasapersonatadifferentlocationspeakingthroughthesmartphoneonthedog’sback.)Thesesuggestionsandtheresultsoftheexperimentshowthat,withthehelpofadog,asmartphonecanofferbetterassistancefordementiapatients.また,大島さんと安田が執筆した,日本語による3ページの解説記事も今年の6月に,「情報処理学会」という会誌に掲載される予定です. 大島さんの学会報告など http://hojoken.grupo.jp/blog/645114 発表報告大島「第28回人工知能学会全国大会(2014年5月12日-15日,愛媛)」及び,「国際会議HCIInternational2014(22-27June2014,Creta,Greece)」にて発表を行いました.どちらの会議でも,「犬にICTデバイスをつける」という発想はいったいどなたが!?と,尋ねられ,改めて安田先生のご提案のユニークさが際立ちました.以下,研究の概要と,戴いたご意見や質問についてご報告いたします.犬にスマートフォンを装着することで,認知症者などの記憶障害をもたれている方の支援を目指しています.スマートフォンが必要な情報を記憶し,犬がその情報を飼い主に届けます.たとえば,服薬時刻になるとスマートフォンが鳴ります.すると,犬が薬とスマートフォンを飼い主のところに運びます.かわいい飼い犬が薬を運んできてくれるので,飼い主は犬の癒し効果で気持ち良く服薬できるでしょう.また,認知症者がスマートフォンを置き忘れて困ることもありません.スマートフォンを,犬が担ぐことによる有用性を調べるために,協力者1名(50歳代の女性健常者)とその飼い犬による事例研究(ケーススタディ)を行いました.普通の飼い犬(トイプードル,5歳,メス)でも,たった3日間の訓練で,背中に乗せたスマートフォンが鳴ると,主人(協力者)のもとへ駆けつけるようになりました.1日1回の訓練を1ヶ月続けた後に,5日間の事例研究を行いました.背中に乗せたスマートフォンのアラームが鳴った17回中,15回(88%)で,犬が主人のもとに向かいました.リビングの薬箱の位置に置いたスマートフォン(比較対照)のアラームが鳴った場合に,協力者が気がついた回数は17回中,9回でした.よって,犬がスマートフォンを担いで確実に持ってくれば,飲み忘れが減少すると思います.今回は,犬がたった3日間の訓練で,アラームが鳴ると主人のもとに駆けつけたという事例(犬の性格などにより異なると思います)が得られたことや,犬がスマートフォンを担いだ方が薬の飲み忘れが減ることが示唆されたことに,意義がある事例研究となりました.質疑応答の時間には,「犬にデバイスを取り付けることに対し,主人がかわいそうだと思うのではないか?」「スマートフォンにこだわる必要はないのですよね?」「認知症者に犬のトレーニングは無理ではないか?」など,数多くの質問を頂戴しました.将来的には,「認知症と診断されたら,飼い犬に訓練を開始しよう!」と広めたいですが,認知症者の家族でも今回のような「音が鳴ったら主人のもとへ」というトレーニングでも難しい場合があります.飼い主と犬との関係が,トレーニングの成功と深く関わりがあるためです.そのような場合には,短期間でもプロのトレーナーに預ける方が良いと思っております.また,犬に取り付けるものは,スマートフォンとは限らず,RFIDのタグ,加速度センサ,小型カメラ,薬,水などを,犬の大きさに合わせて組み合わせることを想定しています.犬に大きな負担をかけないことが大前提で,毎日少しずつ担ぐ訓練をして,可能なデバイスで犬に支援を行ってもらいたく思います.また,音声の研究をしている研究者からは,「犬ならば,階段があってものぼって,ご主人様のもとへ行ける」という点に,甚く感動されました.ロボットを数多く作っている研究者からは,ロボットと(認知科学的に?)比較してみたいと言われました.(本研究担当:大島千佳,中山功一,安田清他)2014年8月1日犬が担いだスマートフォンによるデイサービス利用者との対話先週,あけぼのデイサービスの愛犬「ひめちゃん(ポメラニアン)」に,スマートフォンを担いでもらい,遠隔の携帯電話と通話状態にして,デイサービスの利用者の皆様との会話を試みました.ちょうど皆様が散歩から帰ってくる時間だったため,野外でお出迎えをしました.野外の涼しいところで,皆様がおやつを召し上がっているときに,ひめちゃんは真ん中に陣取り,皆様にお声を掛けてもらうと,遠隔の通話者が,日本語で応じました.戸惑い気味の方,積極的に話しかけてくださる方,ひめちゃんに興味はあるものの発話はなさらない方など,いろいろなご対応が見受けられました.軽度の認知症の方は,おそらく「犬がしゃべっているわけではない」ということを理解なさった上で,話しかけることを楽しまれていました.また,スマートフォンのスピーカのボリュームを最大限にしても,聞き取りにくいという問題や,犬が背中に担いでいるため,犬の真正面にいる人には音声が聞き取りにくいのみならず,違和感があるだろうという問題がわかりました.今回は,小型犬のポメラニアンに,約120gのスマートフォンを30分間担いでもらいました.ひめちゃんは嫌がることなく,すぐに立ち上がって歩いてくれましたが,もう少し軽くなると犬への負担が軽減されます.しかし,小型のスピーカをインターネットで検索しても,スマートフォン以上に軽いものは見つかりませんでした.また,今回は数時間にわたり,犬による支援について議論を行いました.いくつか新しい視点での支援方法が出て,それに伴う,素人でも可能な範囲での犬へのトレーニングについても少し勉強しました.今後,「研究」のアプローチからシステムを作り,またあけぼのデイサービス様で試用したいと考えています.(本研究担当:大島千佳,安田清,中山功一,あけぼのデイサービス) 2014-08-02T11:00:00+09:00 発表報告大島「第28回人工知能学会全国大会(2014年5月12日-15日,愛媛)」及び,「国際会議HCIInternational2014(22-27June2014,Creta,Greece)」にて発表を行いました.どちらの会議でも,「犬にICTデバイスをつける」という発想はいったいどなたが!?と,尋ねられ,改めて安田先生のご提案のユニークさが際立ちました.以下,研究の概要と,戴いたご意見や質問についてご報告いたします.犬にスマートフォンを装着することで,認知症者などの記憶障害をもたれている方の支援を目指しています.スマートフォンが必要な情報を記憶し,犬がその情報を飼い主に届けます.たとえば,服薬時刻になるとスマートフォンが鳴ります.すると,犬が薬とスマートフォンを飼い主のところに運びます.かわいい飼い犬が薬を運んできてくれるので,飼い主は犬の癒し効果で気持ち良く服薬できるでしょう.また,認知症者がスマートフォンを置き忘れて困ることもありません.スマートフォンを,犬が担ぐことによる有用性を調べるために,協力者1名(50歳代の女性健常者)とその飼い犬による事例研究(ケーススタディ)を行いました.普通の飼い犬(トイプードル,5歳,メス)でも,たった3日間の訓練で,背中に乗せたスマートフォンが鳴ると,主人(協力者)のもとへ駆けつけるようになりました.1日1回の訓練を1ヶ月続けた後に,5日間の事例研究を行いました.背中に乗せたスマートフォンのアラームが鳴った17回中,15回(88%)で,犬が主人のもとに向かいました.リビングの薬箱の位置に置いたスマートフォン(比較対照)のアラームが鳴った場合に,協力者が気がついた回数は17回中,9回でした.よって,犬がスマートフォンを担いで確実に持ってくれば,飲み忘れが減少すると思います.今回は,犬がたった3日間の訓練で,アラームが鳴ると主人のもとに駆けつけたという事例(犬の性格などにより異なると思います)が得られたことや,犬がスマートフォンを担いだ方が薬の飲み忘れが減ることが示唆されたことに,意義がある事例研究となりました.質疑応答の時間には,「犬にデバイスを取り付けることに対し,主人がかわいそうだと思うのではないか?」「スマートフォンにこだわる必要はないのですよね?」「認知症者に犬のトレーニングは無理ではないか?」など,数多くの質問を頂戴しました.将来的には,「認知症と診断されたら,飼い犬に訓練を開始しよう!」と広めたいですが,認知症者の家族でも今回のような「音が鳴ったら主人のもとへ」というトレーニングでも難しい場合があります.飼い主と犬との関係が,トレーニングの成功と深く関わりがあるためです.そのような場合には,短期間でもプロのトレーナーに預ける方が良いと思っております.また,犬に取り付けるものは,スマートフォンとは限らず,RFIDのタグ,加速度センサ,小型カメラ,薬,水などを,犬の大きさに合わせて組み合わせることを想定しています.犬に大きな負担をかけないことが大前提で,毎日少しずつ担ぐ訓練をして,可能なデバイスで犬に支援を行ってもらいたく思います.また,音声の研究をしている研究者からは,「犬ならば,階段があってものぼって,ご主人様のもとへ行ける」という点に,甚く感動されました.ロボットを数多く作っている研究者からは,ロボットと(認知科学的に?)比較してみたいと言われました.(本研究担当:大島千佳,中山功一,安田清他)2014年8月1日犬が担いだスマートフォンによるデイサービス利用者との対話先週,あけぼのデイサービスの愛犬「ひめちゃん(ポメラニアン)」に,スマートフォンを担いでもらい,遠隔の携帯電話と通話状態にして,デイサービスの利用者の皆様との会話を試みました.ちょうど皆様が散歩から帰ってくる時間だったため,野外でお出迎えをしました.野外の涼しいところで,皆様がおやつを召し上がっているときに,ひめちゃんは真ん中に陣取り,皆様にお声を掛けてもらうと,遠隔の通話者が,日本語で応じました.戸惑い気味の方,積極的に話しかけてくださる方,ひめちゃんに興味はあるものの発話はなさらない方など,いろいろなご対応が見受けられました.軽度の認知症の方は,おそらく「犬がしゃべっているわけではない」ということを理解なさった上で,話しかけることを楽しまれていました.また,スマートフォンのスピーカのボリュームを最大限にしても,聞き取りにくいという問題や,犬が背中に担いでいるため,犬の真正面にいる人には音声が聞き取りにくいのみならず,違和感があるだろうという問題がわかりました.今回は,小型犬のポメラニアンに,約120gのスマートフォンを30分間担いでもらいました.ひめちゃんは嫌がることなく,すぐに立ち上がって歩いてくれましたが,もう少し軽くなると犬への負担が軽減されます.しかし,小型のスピーカをインターネットで検索しても,スマートフォン以上に軽いものは見つかりませんでした.また,今回は数時間にわたり,犬による支援について議論を行いました.いくつか新しい視点での支援方法が出て,それに伴う,素人でも可能な範囲での犬へのトレーニングについても少し勉強しました.今後,「研究」のアプローチからシステムを作り,またあけぼのデイサービス様で試用したいと考えています.(本研究担当:大島千佳,安田清,中山功一,あけぼのデイサービス) 日本身体障害者補助犬学会 発表報告 http://hojoken.grupo.jp/blog/491433 日本身体障害者補助犬学会発表報告安田2013年10月27日認知症支援犬のアイデアを日本身体障害者補助犬学会で発表しました。そこで、学会参加中に得た一般的な知見、認知症支援犬についての非公式の場での反応、発表後の質問と私の応答、その他の感想などをまとめました。学会で得た一般的な知見今の日本は子供が1600万、ペットが2000万。ペットの方が多い。4人家族を平均とすると1家族にペットが一匹いる割合。海外では動物理学療法士、動物看護師などは国家資格。日本はまだまだ。ダックスフントなどの犬は背骨を傷めやすいが、それらのリハビリもほとんどない。帯広畜産大学の研究によると、盲導犬訓練後の試験は合格率が30%。これを上げるため、盲導犬と盲導犬になれなかった犬の遺伝子を調べた。すると性格適正遺伝子に差があった。これを指標にすれば約70-80%の確率で、盲導犬になれるかどうかが事前にわかる可能性があるとのこと。聴導犬は音に鈍い犬を使う。鋭すぎると雑音で疲れてしまう。盲導犬は10歳で引退させる。11歳を超えると認知症になる犬がいる。10歳以前に認知症を発症する犬はいない。犬が認知症かを見る検査はある。例えば、餌を目の前で隠し選択肢を与えて探させるなど。日常的には今までできていた仕事ができなくなるようになる。盲導犬など引き渡後のアフターケアーが大事だが、人材と予算を要す。認知症支援犬に関して、非公式の場での反応認知症支援犬は家庭犬の延長にあるかも。したがって、従来の盲導犬などとは育成方法が異なるであろう。できるものもあるのでは。認知症になりつつある補助犬使用者が、餌をやり過ぎてしまうことがある。使用者が軽度の認知症になっても、犬は敏感に察知する。犬が財布を室内から探してくることは可能だが、もし外に置き忘れていたら探せない。その場合、犬は探索に失敗するので困惑する。成功体験を続けさせることが重要だが、どうか?発表後の質問と私の応答補助犬法では使用者が適正に管理する義務がある。認知症ではどうか?回答まずは介護者がいる人を優先する。1人暮らしの人では、近所の犬好きなどに世話をお願いする必要があろう。(施設で施設長のもとで実施という選択肢もあると言うべきだったが、言い忘れました)。盲導犬使用者で80を超える高齢者が増えてきた。その使用者が認知症になり、適切に指示できなくなることが出てきた。飼い主の行動を予測できないため、犬との関係が悪化することがあるが?回答そのような例もあるかもしれない。しかし、一方で犬を飼うことで認知症の人が落ち着いたという話しも数多くある。認知症でも軽い人から重い人、いくつかのタイプがある。最近、薬を飲めば進行は今までよりも遅くなってきた印象がある。急激に悪化しなければ認知症の方にも適応できよう。試行していくうちに、どのタイプや重症度に適するか明らかになろう。薬と同じで万人に使えるものはない。まとめ5分間の質疑応答では、学会の参加者全体の賛否の反応がよくわからなかったというのが実感です。ただ、発表以外の場所での感触は決して悪くはなかった印象です。その他の感想や考え補助犬使用者が認知症になった場合、犬に対してどういう点が困難になるのか、ぜひ知りたい。機器を使って認知症を支援するという考え自体が、まだ日本ではほとんど認知されていない。その中で、犬に機器を背負わせて支援するという考えがすぐに受け入れられないのはなおさらであろう。順序から言えば、機器支援の使用が広まり、その後それらを犬に登載という順かもしれない。盲導犬は、視覚、聴導犬は聴覚、介助犬は手足、のように、今までの補助犬は脳機能で言えば抹消の感覚や手足の代行をおこなってきた。認知症支援犬は、主に記憶という高次の機能を代行するものである。ただ、私としては、記憶は高次と言うよりは高次の判断のためのデータです。認知症のひとは財布がないというデータから、だれか盗んだという高次の判断をしてしまう。つまり適切なデータを提供することで、認知症がかなり支援できるのでは、という立場です。盲導犬などの補助犬は健康脳を持ち、しかも犬の指導とケアーができる人を使用者としてきました。一方、認知症支援犬は、脳に障害をもち、犬をうまく指導できない、ケアーできない可能性のある人を最初から想定している。ここが、従来の補助犬と根本的に違うところでは?介助犬は、物を拾う、持ってくる、使用者の体(物体)を支える、車椅子などを引っ張るなどの物の処理を行う。もちろん、事前に探すものや行う行為は事前で決めておく。ただし、実際の行為は使用者の命令があってから、行う。前提として物体がどこにあるか使用者がしっていることが前提。例:「冷蔵庫にはジュースがある。取ってきて」。盲導犬は道路上の歩行をさえぎるような空間的情報を教える。もちろん事前に教えてほしい情報は訓練士から教えておく。例えば、角に道があることを自主的に使用者に知らせる。ただし、どっちを進むかは使用者が決定。使用者が脳内に地図をもっていることを前提。聴導犬はあらかじめ知らすべき目標音を決めておき(雑音など知らさない音も決めておき)、その音がしたら犬が自主的に知らせる。一方、認知症支援犬も事前にやってほしいことは、本人、家族、あるいは関係者の意思で決定する。これは他とかわらない。物体の探索、これは物体がどこにあるかわからない前提で行われる。これが他の補助犬の前提と異なる(警察犬に近い?)、時間や用件情報の提供、これも他の補助犬の使用者が、そろそろ街角があるなどと予想できるに比較し、それを忘れていることが前提。まとめると、本人が予想していない(忘れている)といいうことが認知症支援犬の前提となる。さらに、本人自身が望んでいない心理状況があるが、自身ではかえられない状況のなかで、犬自身や、搭載しているIT機器が提供するエンタメで、望んでいた心理状態への誘導支援を行うなどが考えられる。認知症支援犬は使用者に過ちが予想されるので、専門家による訓練後でも不測の事態は起こりうる。この点は普通の家庭犬と同様である。すると、家庭犬が公共の施設や乗り物、食堂に入れないという同じ条件になる。そこで、支援犬を引き渡す時はその旨、はっきりと文書で責任は飼い主にあると明示するのが良いと思われる。それでも、リスクよりは利益の方が多いと判断する認知症使用者や介護者は多いであろう。それは、癒し犬としてだけでも有効だからである。日本には認知症が新聞によれば460万、世界ではそのうち1億、これらの人は本当に困ってる。このような中、すべての人はそれぞれの領域で、認知症に苦しむ人や家族に手を差し伸べなければならないと思う。理由の一つは、親や兄弟、そして自身も認知症になる可能性が高いからである。支援犬の効果が仮に10人に一人としても、日本では46万人の支えになる。世界では1000万人の支えになる。補助犬学会の皆さんのご理解をご協力をお願いしたい。 2013-12-15T11:35:00+09:00 日本身体障害者補助犬学会発表報告安田2013年10月27日認知症支援犬のアイデアを日本身体障害者補助犬学会で発表しました。そこで、学会参加中に得た一般的な知見、認知症支援犬についての非公式の場での反応、発表後の質問と私の応答、その他の感想などをまとめました。学会で得た一般的な知見今の日本は子供が1600万、ペットが2000万。ペットの方が多い。4人家族を平均とすると1家族にペットが一匹いる割合。海外では動物理学療法士、動物看護師などは国家資格。日本はまだまだ。ダックスフントなどの犬は背骨を傷めやすいが、それらのリハビリもほとんどない。帯広畜産大学の研究によると、盲導犬訓練後の試験は合格率が30%。これを上げるため、盲導犬と盲導犬になれなかった犬の遺伝子を調べた。すると性格適正遺伝子に差があった。これを指標にすれば約70-80%の確率で、盲導犬になれるかどうかが事前にわかる可能性があるとのこと。聴導犬は音に鈍い犬を使う。鋭すぎると雑音で疲れてしまう。盲導犬は10歳で引退させる。11歳を超えると認知症になる犬がいる。10歳以前に認知症を発症する犬はいない。犬が認知症かを見る検査はある。例えば、餌を目の前で隠し選択肢を与えて探させるなど。日常的には今までできていた仕事ができなくなるようになる。盲導犬など引き渡後のアフターケアーが大事だが、人材と予算を要す。認知症支援犬に関して、非公式の場での反応認知症支援犬は家庭犬の延長にあるかも。したがって、従来の盲導犬などとは育成方法が異なるであろう。できるものもあるのでは。認知症になりつつある補助犬使用者が、餌をやり過ぎてしまうことがある。使用者が軽度の認知症になっても、犬は敏感に察知する。犬が財布を室内から探してくることは可能だが、もし外に置き忘れていたら探せない。その場合、犬は探索に失敗するので困惑する。成功体験を続けさせることが重要だが、どうか?発表後の質問と私の応答補助犬法では使用者が適正に管理する義務がある。認知症ではどうか?回答まずは介護者がいる人を優先する。1人暮らしの人では、近所の犬好きなどに世話をお願いする必要があろう。(施設で施設長のもとで実施という選択肢もあると言うべきだったが、言い忘れました)。盲導犬使用者で80を超える高齢者が増えてきた。その使用者が認知症になり、適切に指示できなくなることが出てきた。飼い主の行動を予測できないため、犬との関係が悪化することがあるが?回答そのような例もあるかもしれない。しかし、一方で犬を飼うことで認知症の人が落ち着いたという話しも数多くある。認知症でも軽い人から重い人、いくつかのタイプがある。最近、薬を飲めば進行は今までよりも遅くなってきた印象がある。急激に悪化しなければ認知症の方にも適応できよう。試行していくうちに、どのタイプや重症度に適するか明らかになろう。薬と同じで万人に使えるものはない。まとめ5分間の質疑応答では、学会の参加者全体の賛否の反応がよくわからなかったというのが実感です。ただ、発表以外の場所での感触は決して悪くはなかった印象です。その他の感想や考え補助犬使用者が認知症になった場合、犬に対してどういう点が困難になるのか、ぜひ知りたい。機器を使って認知症を支援するという考え自体が、まだ日本ではほとんど認知されていない。その中で、犬に機器を背負わせて支援するという考えがすぐに受け入れられないのはなおさらであろう。順序から言えば、機器支援の使用が広まり、その後それらを犬に登載という順かもしれない。盲導犬は、視覚、聴導犬は聴覚、介助犬は手足、のように、今までの補助犬は脳機能で言えば抹消の感覚や手足の代行をおこなってきた。認知症支援犬は、主に記憶という高次の機能を代行するものである。ただ、私としては、記憶は高次と言うよりは高次の判断のためのデータです。認知症のひとは財布がないというデータから、だれか盗んだという高次の判断をしてしまう。つまり適切なデータを提供することで、認知症がかなり支援できるのでは、という立場です。盲導犬などの補助犬は健康脳を持ち、しかも犬の指導とケアーができる人を使用者としてきました。一方、認知症支援犬は、脳に障害をもち、犬をうまく指導できない、ケアーできない可能性のある人を最初から想定している。ここが、従来の補助犬と根本的に違うところでは?介助犬は、物を拾う、持ってくる、使用者の体(物体)を支える、車椅子などを引っ張るなどの物の処理を行う。もちろん、事前に探すものや行う行為は事前で決めておく。ただし、実際の行為は使用者の命令があってから、行う。前提として物体がどこにあるか使用者がしっていることが前提。例:「冷蔵庫にはジュースがある。取ってきて」。盲導犬は道路上の歩行をさえぎるような空間的情報を教える。もちろん事前に教えてほしい情報は訓練士から教えておく。例えば、角に道があることを自主的に使用者に知らせる。ただし、どっちを進むかは使用者が決定。使用者が脳内に地図をもっていることを前提。聴導犬はあらかじめ知らすべき目標音を決めておき(雑音など知らさない音も決めておき)、その音がしたら犬が自主的に知らせる。一方、認知症支援犬も事前にやってほしいことは、本人、家族、あるいは関係者の意思で決定する。これは他とかわらない。物体の探索、これは物体がどこにあるかわからない前提で行われる。これが他の補助犬の前提と異なる(警察犬に近い?)、時間や用件情報の提供、これも他の補助犬の使用者が、そろそろ街角があるなどと予想できるに比較し、それを忘れていることが前提。まとめると、本人が予想していない(忘れている)といいうことが認知症支援犬の前提となる。さらに、本人自身が望んでいない心理状況があるが、自身ではかえられない状況のなかで、犬自身や、搭載しているIT機器が提供するエンタメで、望んでいた心理状態への誘導支援を行うなどが考えられる。認知症支援犬は使用者に過ちが予想されるので、専門家による訓練後でも不測の事態は起こりうる。この点は普通の家庭犬と同様である。すると、家庭犬が公共の施設や乗り物、食堂に入れないという同じ条件になる。そこで、支援犬を引き渡す時はその旨、はっきりと文書で責任は飼い主にあると明示するのが良いと思われる。それでも、リスクよりは利益の方が多いと判断する認知症使用者や介護者は多いであろう。それは、癒し犬としてだけでも有効だからである。日本には認知症が新聞によれば460万、世界ではそのうち1億、これらの人は本当に困ってる。このような中、すべての人はそれぞれの領域で、認知症に苦しむ人や家族に手を差し伸べなければならないと思う。理由の一つは、親や兄弟、そして自身も認知症になる可能性が高いからである。支援犬の効果が仮に10人に一人としても、日本では46万人の支えになる。世界では1000万人の支えになる。補助犬学会の皆さんのご理解をご協力をお願いしたい。 ペットとの共生推進協議会シンポに参加 http://hojoken.grupo.jp/blog/254732 12月8日、東京で第1回ペットとの共生推進協議会シンポがあり、参加しました。参加者450名とのこと。犬を飼っている人の方が、医療費が安い、血圧やコレステロールが低い、風邪をひきにくいなどの効果が得られてきているようです。ある講演者から、「補助犬」は、1.評価試験に合格した犬と使用者に許されるもので、その結果、公共施設などに出入り自由の権限が与えられる。2.一方で、使用者には管理責任が発生する。3.そのため、知的障害、情緒障害、高次脳障害などで管理責任が持てない方は、一般的に補助犬の使用者にはなれないという説明を受けました。すると、認知症の方などは、最も該当しない群に入りますね。1については、当面、在宅や散歩程度とし公共施設への出入りはしない、2は機器、モニターシステム、ボランティア制度を工夫して、管理の手助けをするなどを考える必要があります。これから高齢者や認知症など、管理に不安な人が増えるわけですが、そのような人でも犬の恩恵を受けられるような試みが出てくると良いと思いました。実際、昼からの講演で、高齢者のペット飼育を支援するシステムVESENAという試みが紹介されました。昨年から始まり、獣医師を中心に犬への訪問ケアーや散歩支援などを行いたいようです。考えてみると、盲導犬、聴導犬、介助犬の補助犬3種は、いずれも使用者自身や家族が訓練することはかなり困難な気がします。ただ、認知症支援犬の場合には、使用者がまだしっかりしているうちや家族に余裕があるうちに、実行タスクを絞り、幼少犬からそのように訓練しておく可能性もある気がします。ペットと従来の補助犬の中間あたりに位置する感じかなとも思いました。 2012-12-13T06:18:00+09:00 12月8日、東京で第1回ペットとの共生推進協議会シンポがあり、参加しました。参加者450名とのこと。犬を飼っている人の方が、医療費が安い、血圧やコレステロールが低い、風邪をひきにくいなどの効果が得られてきているようです。ある講演者から、「補助犬」は、1.評価試験に合格した犬と使用者に許されるもので、その結果、公共施設などに出入り自由の権限が与えられる。2.一方で、使用者には管理責任が発生する。3.そのため、知的障害、情緒障害、高次脳障害などで管理責任が持てない方は、一般的に補助犬の使用者にはなれないという説明を受けました。すると、認知症の方などは、最も該当しない群に入りますね。1については、当面、在宅や散歩程度とし公共施設への出入りはしない、2は機器、モニターシステム、ボランティア制度を工夫して、管理の手助けをするなどを考える必要があります。これから高齢者や認知症など、管理に不安な人が増えるわけですが、そのような人でも犬の恩恵を受けられるような試みが出てくると良いと思いました。実際、昼からの講演で、高齢者のペット飼育を支援するシステムVESENAという試みが紹介されました。昨年から始まり、獣医師を中心に犬への訪問ケアーや散歩支援などを行いたいようです。考えてみると、盲導犬、聴導犬、介助犬の補助犬3種は、いずれも使用者自身や家族が訓練することはかなり困難な気がします。ただ、認知症支援犬の場合には、使用者がまだしっかりしているうちや家族に余裕があるうちに、実行タスクを絞り、幼少犬からそのように訓練しておく可能性もある気がします。ペットと従来の補助犬の中間あたりに位置する感じかなとも思いました。 補助犬学会に参加 http://hojoken.grupo.jp/blog/235900 2012年10月27-28日宝塚市で行われた第5会日本身体障害者補助犬学会に初めて参加した。今年だけの傾向なのか不明だが、ほとんどの発表が介助犬に関するもので、犬の適応となる対象者もリハビリテーションではよき聞く疾病を持っていた。そういえば、大会長やシンポジウムの司会もリハビリ医で、同じリハビリに働く者として親近感を覚えた。 2012-11-04T11:31:00+09:00 2012年10月27-28日宝塚市で行われた第5会日本身体障害者補助犬学会に初めて参加した。今年だけの傾向なのか不明だが、ほとんどの発表が介助犬に関するもので、犬の適応となる対象者もリハビリテーションではよき聞く疾病を持っていた。そういえば、大会長やシンポジウムの司会もリハビリ医で、同じリハビリに働く者として親近感を覚えた。 Interpets展示会参加 http://hojoken.grupo.jp/blog/206504 8月25日幕張メッセでおこなわれたInterpetsの展示会に参加しました。とても盛況でした。乳母車ならぬ犬車に4,5匹載せている方も多くいました。20,30代の若い方が多いのが意外でした。考えてみると、犬も生き物ですから、衣食住のみならず、健康、遊び、エステなど人間と同じようなツールが必要ですね。犬の弁当宅配もありました。IT関係としては、水のみ台にカメラと遠隔開閉する餌台がセットになったもの、首かけ式カメラ、歩数計付き健康チェック器を見つけました。セミナーもいくつか聞きました。興味のあった点をまとめますと、日本の現在の独居率は40%にのぼり、ペット産業は今後も発展する。犬を飼うことが心身の健康につながることが研究されてきている。代表は米国ミズーリ―大学など。カリフォルニアの公営住宅では、犬好きの高齢者から希望があったら、断れない。海外の高齢者施設では、犬が飼われていることが多い。日本の介護保険で将来、ヘルパーが犬の世話もできたら良い。”動物”民生委員が近所の犬を見回り、適正に飼われているかチェックしたら良い。以上のようです。坂本九の娘、舞阪ゆき子さんも登壇、父の死後1ヶ月後に犬をあたえられ、ずいぶん癒されたそうです。その後、宝塚を経て、現在歌手兼、犬の服のデザイナーやっているそうです。彼女が夢は”犬と話すこと”と言ったら、他の登壇者も同意見でした。 2012-08-28T05:03:00+09:00 8月25日幕張メッセでおこなわれたInterpetsの展示会に参加しました。とても盛況でした。乳母車ならぬ犬車に4,5匹載せている方も多くいました。20,30代の若い方が多いのが意外でした。考えてみると、犬も生き物ですから、衣食住のみならず、健康、遊び、エステなど人間と同じようなツールが必要ですね。犬の弁当宅配もありました。IT関係としては、水のみ台にカメラと遠隔開閉する餌台がセットになったもの、首かけ式カメラ、歩数計付き健康チェック器を見つけました。セミナーもいくつか聞きました。興味のあった点をまとめますと、日本の現在の独居率は40%にのぼり、ペット産業は今後も発展する。犬を飼うことが心身の健康につながることが研究されてきている。代表は米国ミズーリ―大学など。カリフォルニアの公営住宅では、犬好きの高齢者から希望があったら、断れない。海外の高齢者施設では、犬が飼われていることが多い。日本の介護保険で将来、ヘルパーが犬の世話もできたら良い。”動物”民生委員が近所の犬を見回り、適正に飼われているかチェックしたら良い。以上のようです。坂本九の娘、舞阪ゆき子さんも登壇、父の死後1ヶ月後に犬をあたえられ、ずいぶん癒されたそうです。その後、宝塚を経て、現在歌手兼、犬の服のデザイナーやっているそうです。彼女が夢は”犬と話すこと”と言ったら、他の登壇者も同意見でした。 ICHS2012で発表 http://hojoken.grupo.jp/blog/204647 上記の学会で認知症支援犬のアイデアを紹介した。参加者のほとんどは工学系であったが、参加者の多くは興味をもってくれたようだった。司会のイギリスの方からは認知症は進行するが、その点で支援犬の適用は?との質問があった。私は、おもに中軽度の認知症で、進行速度の遅い方をおもな対象としたいと答えた。実際、もの忘れ外来では、認知症の薬の服薬で?進行がおそい人が増えている印象がある。終了後、このイギリスの方は身内が認知症であり、人間が言うより犬から言ったほうがしたがってくれるかもしれないとの私の意見に賛成をしてくれた(安田記)。 2012-08-23T14:48:00+09:00 上記の学会で認知症支援犬のアイデアを紹介した。参加者のほとんどは工学系であったが、参加者の多くは興味をもってくれたようだった。司会のイギリスの方からは認知症は進行するが、その点で支援犬の適用は?との質問があった。私は、おもに中軽度の認知症で、進行速度の遅い方をおもな対象としたいと答えた。実際、もの忘れ外来では、認知症の薬の服薬で?進行がおそい人が増えている印象がある。終了後、このイギリスの方は身内が認知症であり、人間が言うより犬から言ったほうがしたがってくれるかもしれないとの私の意見に賛成をしてくれた(安田記)。 昨今の報告および予定 http://hojoken.grupo.jp/blog/199974 2012年9月3日週間医学会新聞(医学書院)で認知症支援犬のアイデアと写真が紹介される予定となった。2012年8月16日韓国で行われる国際学会ICHS2012で、[AssistanceDogsforIndividualswithDementiaUsingICTDevices:ProposalofHuman-Computer-AnimalInterface]を発表予定。http://iliad.kaist.ac.kr/ichs2012/ichs1.php2012年8月3日第89回ヒューマンインタフェース学会研究会「支援工学のデザイン:移動支援とそのデザイン、評価、および、一般」で、「ICTを登載した認知症補助犬:Human-Computer-AnimalInterfaceの提案」を発表。於東京電機大。 2012-08-09T17:00:00+09:00 2012年9月3日週間医学会新聞(医学書院)で認知症支援犬のアイデアと写真が紹介される予定となった。2012年8月16日韓国で行われる国際学会ICHS2012で、[AssistanceDogsforIndividualswithDementiaUsingICTDevices:ProposalofHuman-Computer-AnimalInterface]を発表予定。http://iliad.kaist.ac.kr/ichs2012/ichs1.php2012年8月3日第89回ヒューマンインタフェース学会研究会「支援工学のデザイン:移動支援とそのデザイン、評価、および、一般」で、「ICTを登載した認知症補助犬:Human-Computer-AnimalInterfaceの提案」を発表。於東京電機大。